店舗工事費用の相場

price

店舗工事費用の相場

居抜き
(坪単価)
スケルトン
(坪単価)
新築テナント
(坪単価)
カフェ・飲食店 30〜60万円 50〜80万円 50〜90万円
美容院・サロン 20〜50万円 40〜70万円 40〜80万円
アパレル・雑貨店 20〜30万円 30〜40万円 30〜50万円
オフィス 10〜30万円 20〜40万円 20〜50万円

工事パターン別の費用と期間の目安

01

【予算250〜350万円】美容室(約9坪)の店舗付き住宅改装

面積 約30㎡(約9坪)
工期 約3〜4週間
費用目安 250〜350万円
主な工事 スケルトン解体/天井吹付塗装/床塗装/給排水/電気工事

※店舗付き住宅1階を美容室に改装。既存天井・壁を解体しスケルトン化。木製フロントドア、アンティーク調デザイン、シャンプー台1台・セット面3席。オーナー様による漆喰塗りなどDIY併用でコスト削減。

美容室 住宅改装 アンティーク調
店舗付き住宅改装
02

【予算500〜600万円】バレエスタジオ(約20坪)のスケルトン新装

面積 65㎡(19.6坪)
工期 約1ヶ月
費用目安 500〜600万円
主な工事 内装造作/フローリング/大型ミラー/バーレッスン設備/空調

※スケルトン状態から新規内装工事。ダンススタジオ仕様のフローリング、壁面大型ミラー、バーレッスン用手すり設置。防音・防振対策、更衣室・受付カウンター完備。坪単価約25〜30万円。

スタジオ ダンス・バレエ 防音仕様
バレエスタジオのスケルトン新装
03

【予算1,500〜2,000万円】イタリアン居酒屋(35坪)のフルスケルトン

面積 115㎡(35坪)
工期 約2ヶ月
費用目安 1,500〜2,000万円
主な工事 厨房設備/ダクト工事/給排水/内装造作/照明/空調

※バル・イタリアン居酒屋の新店工事。本格厨房設備一式(ピザ窯対応)、ダクト・換気設備、カウンター・客席造作、ワインセラー設置スペース確保。坪単価約43〜57万円。飲食店の中でも設備投資が必要な業態。

飲食店 バル・居酒屋 本格厨房
居酒屋のフルスケルトン

業種・規模別 費用早見表

業種 面積 工期目安 費用目安 坪単価
美容室(小規模) 約9坪 3〜4週間 250〜350万円 約28〜39万円
スタジオ(中規模) 約20坪 約1ヶ月 500〜600万円 約25〜30万円
飲食店(大規模) 約35坪 約2ヶ月 1,500〜2,000万円 約43〜57万円

ポイント:飲食店は厨房設備・ダクト工事が必要なため坪単価が高くなり、美容室・スタジオは設備がシンプルな分、内装デザインに予算を回せます。

内装工事の費用を抑える7つの方法

  • 01

    居抜き物件で開業する

    居抜き物件を活用すれば、内装工事費用を抑えられます。
    すでに内装や設備が整っているため、大規模な工事が不要だからです。ただし、同じ業種でもジャンルが異なると、居抜きのメリットが薄れてしまいます。例えば、焼肉店の跡地でカフェを開業する場合、内装やデザイン、厨房設備が合わず、結果的に大きな改装費用がかかることもあります。
    立地や家賃などの条件をしっかり検討しつつ、最小限の改装で済む居抜き物件を選びましょう。

  • 02

    中古設備を利用する

    中古設備を活用することも、内装費用を抑える効果的な方法の一つです。
    店舗の設備には数十万円を超えるものも多く、開業予算に大きく影響します。中古品であれば、状態の良い設備を新品よりも安く購入できるため、コスト削減につながります。
    ただし、中古品には保証が付かない場合もあるため、購入前に必ず確認しましょう。

  • 03

    相見積もりを請求する

    相見積もりを取ることで、内装工事費用を抑えられる可能性があります。
    相見積もりとは、同じ工事内容で複数の業者に見積もりを依頼することです。内装工事には相場がありますが、業者ごとに金額が異なるため、比較することでより安い業者を選ぶことができます。
    少なくとも3社以上に見積もりを依頼し、適正価格の範囲内でコストを抑えられる業者に発注しましょう。

  • 04

    補助金・助成金を活用する

    国や自治体の補助金・助成金を活用すれば、返済不要の資金で工事費用の負担を軽減できます。小規模事業者持続化補助金などは店舗開業でも利用しやすく、条件次第で数百万円の削減も可能です。ただし申請から採択までには審査期間を要するため、開業スケジュールに十分な余裕を持ち、早めの情報収集と準備を進めることが大切です。

  • 05

    工事範囲を優先順位付けする

    予算オーバーを防ぐには、工事内容に優先順位をつけることが重要です。まずは客席や厨房など「売上に直結する部分」に投資し、装飾やバックヤードは後回しにするのも有効な戦略です。開業後の利益で段階的に設備を整える「フェーズ分け」を行えば、初期投資を最小限に抑えながら、無理なく理想の店舗へ近づけていくことができます。

  • 06

    設計・施工一貫の業者に依頼する

    設計と施工を1社に依頼する「設計施工一貫方式」は、コスト削減に極めて有効です。業者間の調整手数料や中間マージンをカットできるだけでなく、設計段階から施工費を考慮した現実的な提案が受けられます。連携ミスによる追加工事のリスクも最小限に抑えられるため、予算と工期の無駄を省いた効率的な店舗づくりが実現します。

  • 07

    繁忙期を避けて発注する

    業界の繁忙期である1〜3月の年度末や秋の開業シーズンを避けることで、工事費を抑えられる可能性があります。閑散期であれば価格交渉に応じてもらいやすく、職人の手配もスムーズで丁寧な施工が期待できます。開業時期に融通が利くのであれば、あえて時期をずらして発注することが、コストダウンと品質確保の賢い選択となります。

店舗設計・空間デザインで
よくある質問

Q

小規模店舗でも依頼できますか?

A

10㎡のテイクアウトブースから300㎡超のフードホールまで規模を問わず対応可能です。既存インフラや法規制を確認したうえで客席数・厨房比率・ストレージを再構成し、限られた面積でも回転率と平均客単価を最大化するプランをご提示します。資金計画や助成金活用も併せてご提案。

Q

デザインのみの依頼は可能ですか?

A

設計のみの委託も歓迎です。ゾーニング、パース、実施図をパッケージ化し、施工会社向け仕様書を添付。工事中はオンラインで質疑応答・図面修正を即日対応し、見積チェックやVE提案も実施。竣工検査への立会いも可能で品質とコストを両立できます。

Q

予算が限られています。コスト調整できますか?

A

目標回収期間と売上予測を基に上限投資額を設定。再利用什器や量産材、仕様セグメント変更で最大30%削減事例多数。資材発注を前倒しして価格変動リスクを抑え、補助金・税制優遇情報も併せて提案することで資金圧縮と付加価値を両立させます。

Q

オープンまで最短どれくらいですか?

A

企画済み物件かつ軽微改装なら最短30日で開業可能です。現地調査と法規確認を初回相談当日に実施し、2日以内にレイアウトと概算見積を提示。詳細設計2週間、夜間・並行施工2週間のスプリント方式で竣工。プレファブ什器とオンライン検査でさらなる時短を実現します。

Q

アフターサービスはありますか?

A

引渡し後1・6・12か月の無料点検を実施し、動線改善や什器再配置を無償提案。LINEサポートは365日対応、緊急修繕は最短24時間内に駆け付けます。保証期間内は部材・工賃とも無償。保証終了後も月額サブスク型点検プランで法定点検と改装サポートを継続します。